まだ温かいパエリア

「釣り名人」のことを特別に思っている人って、どれくらいいるんだろう。過去の体験や先入観とかそんなのが、「つむじ風」と結びついちゃうことも、よくある話って言われそうだし。

騒がしく走る彼と壊れた自動販売機

定期的な診断は、毎度どこか引っかかる。
心臓だったり、血液検査だったり、尿だったり。
胃のレントゲンを発泡剤とバリウムを飲んで受けてみて、診断結果をもらうと、胃がんの疑義があるので、早く、検査を下記の病院にて受けてください。
と書いてあったのには、あせった。
あせったていうか不安だった。
すぐさま評判の良い病院に再検査に車で行ったら、結局、胃炎だった。
胃はかねてよりズキズキしていたので、集団検診に引っ掛かったのはわかるが、言葉で私の名前とがんの疑惑があると書き記してあったらおっかなかった。

寒い金曜の午後は椅子に座る
「今日の夕飯はカレーよ。」
少年は母親のその発言を耳にして、無意識に「ヤッター!」と叫んだ。
少年は小学校から帰宅して、扇風機にあたりながらダラダラとテレビを見ていたところだった。
今日は格別に西日が強い。
窓際では風鈴が思い出したように鳴っていた。
テレビでは、かつてのなつかしアニメを放映していた。
今日のアニメは「一休さん」だった。
こんなにも頭が回る男の子がいたら、テストは満点取るんだろうか、と少年は少し嫉妬を感じていた。
だけど、調理場からカレーの匂いが居間まで漂ってきた時、少年はアニメのことは思考から消えていた。

具合悪そうに叫ぶ彼と暑い日差し

「富士には月見草がよく似合う」と、よく知られる名言を記したのは作家の太宰治だ。
太宰はバスに乗って、御坂山塊を越え、今の甲府市まで向かっていた。
同じバスで偶然一緒になったおばあさんが、「月見草」とつぶやく。
それに、振り向いた太宰治の視界に入ったのが月見草、同時に日本一の名山富士山だ。
富岳百景のこの話は、名峰富士を美しさを表すとき欠かせないと思う。
その他の文芸作品にも引っ張りだこの、3776mの名山だ。
どの角度から見ても同じく、綺麗な形をしているために、八面玲瓏と言うワードが似合っていると言われる。
その通りだと思う。
私が特に好きなのは、冬景色の中の名山、富士山だ。

一生懸命話す君と月夜
この一眼レフは、実をいうと、波打ち際で見つけた。
当日、8月の中ごろで、終わり頃で、いつもより暑い日だった。
お台場で、彼女と大喧嘩してしまい、今日は口を利きたくないと告げられてしまった。
それで夜中、アパートからこの海までなんとなくやってきて、波打ち際をじっと見ていた。
で、少し砂をかぶったこの一眼レフに出会ったのだ。
持ち帰って、興味を持って色々な様子を一枚撮ってみた。
一眼の落とし主より、うまく撮れるかもしれないと思った。
恋人の素敵な笑顔撮りたいなー、とか、意外とピント調節ってうまくいかないなー、とか考えていた。
次の休み、なんとか会ってくれるなら、恋人に僕が悪かったと謝りたい。
それが済んだら、この一眼レフ、落とし主に届けるつもりだ。

どんよりした月曜の夕暮れは歩いてみる

小説家の江國香織の小説に出てくる女性は、どこかアンニュイだ。
例えれば、ホリーガーデンの果歩。
あと、きらきらひかるの笑子。
それと、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國さんの持っている部分を、極端にして表した形なのかもしれない。
一番クレイジーだと思うのが、神様のボートの葉子だ。
もしかしたら迎えに来る可能性もあるあのひとのために、たくさんの場所に引っ越す。
恋人を絶対に忘れないよう、絶対会えると思い込んで。
挙句にはママは現実を生きていないと娘に告げられるが、葉子にはそこまでピンとこない。
これが、この本の最もクレイジーな見せ場だ。
個人的には、ウエハースの椅子にはなるべく座れないけれど神様のボートには乗りたい。
江國香織さんの書く、クレイジーだけど可憐でせつない主人公が大大大好きだ。

目を閉じて歌うあの子と枯れた森
「絶対にこうで決まっている!」など、自分自身の価値観のみで人を見極めるのは悪くはないと思う。
とは言っても、世の中には、自我と言われるものが人間の周辺に浮いている。
その辺を考慮すれば、自信を手に入れるのは悪くないけれど、強く反対するのはどうなんだろう?と思う。
これも一意見でしかないけれど。
暮らしにくい世間になる可能性のあるかもしれない。

そよ風の吹く大安の日没に昔を思い出す

ここ最近、自分の子供が公園で楽しまない。
暑すぎるからか、室内でお気に入りが大変もらってふえたからか。
ある程度前までは、すごくいつもの広場に行きたがっていたのに、此の程は、ちょっとも出かけたがらない。
考えるに、父から見て、まったくもって困ることもないので、気にしてはいないが、しかし母親としはある程度でも困っている。
けれど、暑くてきつい場所で遊ばせるのも心配だ。

月が見える土曜の深夜は散歩を
現在よりも凄く太っていた時期に、絶対食べたくなったのがハニートーストだ。
その上、夕食の終わりに3枚くらい食べていた記憶もある。
さらに同時に、マッシュポテトに取りつかれてしまい巨大化の道へワープだった自分。
トライしたダイエットが、無謀なものばかりだ。
例を挙げると、スープのみの食生活。
これは2週間程同じ材料で作られたスープのみの食事だ。
職場にも水筒に作って持ち運んだという徹底さ。
その次はトマトを夕飯に置き換えるという痩身法。
これらは、現在では無謀。
その後、2年ほどで栄養バランスを調えると、するすると元通りに。
とにかく地道にやっていくしかないのかもしれない。

雪の降る平日の深夜に昔を思い出す

版画やフォトなど芸術が大好きで、デッサンも得意だと思うけれど、写真撮影がとても下手だ。
しかし、昔、上機嫌で、オリンパスの一眼を大切にしていた時期もあって、なにがなんでも持ち歩いたりした。
面白いほど視点が合わないし、芸術のかけらもない配置なので、一眼がくすくす笑っているようだった。
それでも、レンズや現像は凄く面白いと思う!

雪の降る平日の日没は外へ
いつものEくんがくれるMAILの話は、何のことを伝えたいのか何も知ることが出来ない。
飲んでても素面でもよく分からない。
だけど、Eくんが仕事の一環で書いたという、商品と募金に関する紹介文を読ませてもらった。
まともな文書をかけるんだ!と感動した。

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